東宮鍼灸院の鍼灸治療

鍼灸治療とは「一定の方式に従い鍼をもって、灸であれば艾(もぐさ)を燃焼させ、身体の表面一定部位に接触刺入し、灸であれば温熱刺激を与えそれによって起こる効果的な生体反応を利用し、生活の変調を矯正し保健および疾病の予防または治療に広く応用する施術」とあります。
簡単に言えば体には刺激を感知するセンサーがあり、それを鍼や灸で意図的に刺激し反射を起こして血流を調整したり、痛みを緩和させたりする治療です。

鍼灸は東洋医学療法の1つで、身体の変化を手で触れながら観察して状態を把握し、鍼や灸を施すことで身体のバランスを整えて機能回復をはかる療法です。

スポーツにおいてはスポーツ障害の治療や障害発生の予防、コンディションをキープさせるためプロ選手や一般スポーツ愛好家たちに広く用いられています。近年世界各国の医療機関やWHO(世界保健機関)などが鍼灸に注目しメカニズムの研究も進められ、科学的根拠のある治療法として注目されています。

近年スポーツ選手やスポーツ愛好家での鍼灸受療率は年々増加しており、今ではスポーツ選手の約25～30％の人が鍼灸の受診経験を持っています。その要因は治療院の増加、鍼灸師の増加、ケガの治りが早い、コンディショニング調整ができるなど様々です。今ではWHO(世界保健機構)にも科学的根拠のある治療と認められ注目をさらに高めています。

1. ケガをしてしまった時
   捻挫や靭帯損傷あるいは肉離れなどのスポーツ外傷では、早期復帰を目的とした時に鍼灸治療を用いる時と、テニス肘や野球肩のようなスポーツ障害(オーバーユースなどによる)慢性の疾患に対しても疼痛の緩和を目的に治療を行います。その他ギックリ腰や肩こり、膝の痛みにも利用します。
2. コンディション調整
   ハードな練習後の疲労回復や筋痛の早期復帰などケガを予防する目的にも利用します。
3. 高齢社会
   健康に楽しく生活することや老化のスピードを遅延させるため適度な運動やスポーツ活動が重要となっていますが、ウォーキングやジョギング、ゴルフ、登山などでの筋痛や膝関節痛、腰痛を訴える人が少なくありません。そのような時もセルフケア指導も含めて鍼灸治療が適しています。

はっきりした原因がわからずおこる疾患いわゆる不定愁訴にも鍼灸治療は絶大な効果を発揮します。
特に肩こり・首こり・腰痛・眼精疲労・不眠・片頭痛・冷え性・花粉症など病院へ行っても症状が変わらない時は一度当院へご相談ください。