モートン病

モートン病の主な症状には、次のようなものが含まれます

①痛み: 腫れた神経組織や軟部組織が圧迫されるため、足の前部分や指の付け根で痛みを感じることがあります。歩行やランニング、靴を履くときに痛みが増すことがあります。

②痺れやしびれ: 圧迫された神経が正常な信号を送信できなくなるため、指や足の一部に痺れを感じることがあります。

③足の感覚の異常: 神経の圧迫により、足の感覚に異常を感じることがあります。
 

モートン病の原因は、主に足の中足骨間で神経が圧迫されることに関連していますが、具体的な原因ははっきりとはわかっていません。長時間の足への圧力や過度の足の負担、特定の靴の着用、足の縦アーチや横アーチの崩れ、足の異常な形状などが関連する可能性があります。

モートン病の診断は、症状と患者の歴史を基に行われ、必要に応じて画像検査（X線、MRIなど）が行われることもあります。当院では主に超音波画像検査(エコー画像検査)を行います。治療法には、靴の選択の見直し、足の負担を軽減するためのパッドやカスタムインソールの使用、炎症を軽減するための物理療法療法や鍼灸治療行います。

しかし、症状の程度や個々の状況によって治療法が異なるため、モートン病の症状が疑われる場合は、適切な診断と治療を受けることが重要です。

モートン病とランニングの関係は、ランナーにとって重要な考慮事項です。ランニングは足に負担をかける活動であり、モートン病のリスクを増加させる可能性がある要因も存在します。

以下に、モートン病とランニングの関係について考えるべきポイントを示します

①適切な靴: ランニングをする際には、適切な靴を選ぶことが重要です。つま先が狭くて指が圧迫されるような靴はモートン病のリスクを高める可能性があります。足の形状に合った適切なサイズとデザインのランニングシューズを選ぶことで、モートン病のリスクを軽減できます。

②サポートとクッショニング: ランニングシューズの適切なサポートとクッショニングが、足の負担を軽減し、神経組織への圧力を分散させるのに役立ちます。過度の衝撃が神経に影響を与えるのを防ぐために、適切なクッショニングを持つシューズを選びましょう。

③トレーニングの進行: 初心者ランナーは、過度の距離や強度でトレーニングを始めることがモートン病のリスクを高める可能性があります。トレーニングの進行を徐々に行い、過度な負担を避けることが重要です。

④休息とリカバリー: ランニングの後に適切な休息とリカバリーを取ることで、足の組織が回復しやすくなります。適切な休息をとることで、神経にかかる負担を軽減できます。

⑤サポートとストレッチ: 足の筋肉や組織をサポートするために、足の筋肉を強化するエクササイズやストレッチを取り入れることも有益です。強化された筋肉と柔軟性が、足の負担を分散させるのに役立ちます。

⑥ランニングフォームとの関係：ランニングフォームとモートン病の関係は、モートン病の予防や症状の軽減に影響を与える重要な要素です。正しいランニングフォームを保つことは、足の負担を適切に分散し、神経組織にかかる圧力を軽減するのに役立つ可能性があります。

ランニングとモートン病の関係については、専門の当院に相談することをお勧めします。ランニングの際の適切なシューズやトレーニング方法、リカバリー戦略などについてのアドバイスを受けることで、モートン病のリスクを最小限に抑えつつランニングを楽しむことができるでしょう。

※学生(大学生以下)は割引制度あります

スポーツ活動や体を動かす動作をしていれば、ケガは起こるものです。中でもモートン病は決して珍しい疾患ではありません。しかし病院や他治療院の対応はすべてが適切に行われていないと考えています。
当院でも残念ながらすべてのモートン病を1回で完璧に治すことはできませんし、100％再発を防ぐ事は不可能です。しかし患者さん1人1人としっかり向き合い、説明し、なるべくケガをする前の状態に戻す事が我々の指名だと感じています。

目の前の患者さんと痛みやケガの施術に全力を尽くして参ります。