アキレス腱炎

患者様：高校の部活で卓球をしているのですが、最近練習の時間が長くなり以前より体がきつく感じている時に左足のアキレス腱に痛みが出て、それ以後は痛みで練習についていけなくなりました。
整形外科へ行きレントゲン検査でアキレス腱炎と診断されたのですが痛みが引かず東宮接骨院へ来ました。

当院：右の写真1.2は患者が訴えた左足アキレス腱周辺に痛みがある場所です。一見アキレス腱に痛みがあるように見えますがこれはアキレス腱ではなく、アキレス腱とくるぶしにの間にある脂肪体で「Kagers fat pat」といわれるところです。この脂肪体が炎症を起こしています。足首を上下する時に脂肪体も動くのでその時に痛みがある状態です。実際につま先を上に向ける動きができないため膝が曲がらなくなっています。写真3上

治療は炎症部に疼痛軽減を目的としたハイボルテージ、早期組織修復を目的とした超音波を照射し、オイルを使用した足関節や足趾周辺のマッサージ、筋膜リリース、PNFを行い施術1日目終了時は写真3下まで関節可動域が広がりました。今後は痛みと関節の動き、ジャンプ動作の確認を行い早期競技復帰復帰を目指します。

患者様：前回の治療後にテーピングとセルフケアを教えて頂きそれを毎日やっていました。1回目の治療以降はアキレス腱付近の調子も良く5日後には練習メニューもすべてできるほどに回復しました。

当院：アキレス腱炎だと思っていてもそうでない場合もあり慎重に見極める事が早期回復への近道となります。セルフケアも重要になりますのでご自身でしっかり行って頂き本当に感謝いたします。写真4は2回目(1週間後)の来院にて。